患者さんは2か月前から日常生活が困難なほどのめまい症状と時折の吐き気に悩まされています。病院で各科の精密検査を受けましたが、異常は見つかりませんでした。代替医療にも一度通院してみましたが改善効果は得られず、説明にも納得できなかったとのことです。食欲もあり睡眠も十分にとれており、症状がストレスによるものであればめまいが改善すれば良いと願っています。
検査の結果、一箇所に異常が見られただけで他の部位は健康そのものであることが分かりました。また、特定の姿勢ではめまいが起こらないことから、検査結果と照らし合わせて考えると、原因は一般的なものではないと予測されました。この情報を患者さんに説明すると、検査結果に体感的な反応があるため、理解が早まり、「希望が見えました!」と喜んで応えてくれました。
治療は3回連続で行い、ある姿勢ではめまいが起こらなくなったため、間隔をあけて治療を行いました。5回目の治療でほぼ日常生活が可能になりました。現在はメンテナンスのため通院していますが、症状は肩こりや腰のハリとして現れています。