肩こり 原因と解消法

肩こりは平成25年国民生活基礎調査の概況(*1によると自覚症状別にみると女性で1位、男性で2位になっており、平成22年の調査でも同じ結果でとても悩ませてる症状のひとつとなってます。

肩こりは、生活習慣の負担による場合がほとんどなので、生活習慣を見直し軽いエクササイズや正しい姿勢、座り方などが必要です。無理負担のない適切な指導の下おこなう必要があります。生活に支障がきたすくらいの場合は、大きな病気が潜んでいる可能性もあるので医療機関の受診をおすすめすることもあります。

肩こりはなぜ起こるのでしょう、腕一つの重さは体重の6.5%(*2です。60㎏の体重でしたら3.9㎏あります。一日中、人はパソコンやスマートフォンで腕を前に出して浮かせてます。4キロ近くある腕を肩回りが支えてるのです。とても大きな負担がかかるのは想像できると思います。

肩こりを感じる大きな筋肉は首から肩甲骨にかけてついてる僧帽筋(黄色丸)と背骨と肩甲骨についてる菱形筋(青丸)です。

肩こりの原因は多岐に渡ってます。パソコンなどの仕事から日常使いのスマートフォン、スポーツなど同じ動作を長時間繰り返す娯楽などで筋肉をオーバーユース(使い過ぎ)で疲労して凝ります。

また、その逆で、全く動かない、動かさない時も負担自体は少ないですが筋肉の収縮、伸長による血流へのポンプ作用がなくなるなどして疲労物質が溜まり凝ります。

悪い姿勢は、上記の動かさない場合のもっともたるもので、持続的な負荷もかかってるのでとても筋肉は疲弊します。

精神的なストレスがある場合も交感神経優位になり筋肉が緊張しやすい状態を無意識でつくってるので肩だけといわず全身こって疲労します。

喫煙習慣がある方は血流が悪くなり、血管からの生理的作用が低下するので筋肉の状態が悪化して、こりやすくなります。

平成25年国民生活基礎調査の概況(*1の中で男性より女性の方が肩こりを感じやすいのは体形的な事と筋肉の量が関係してると考えられます。

つづきます。

  • (*1 厚生労働省 平成25年 国民生活基礎調査の概況 世帯員の健康状況 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/04.pdf (最終検索日:2017年04月09日)
  • (*2 [2] 身体計測[body composition] | ニュートリー株式会社 http://www.nutri.co.jp/nutrition/keywords/ch1-6/keyword2/  (最終検索日:2017年04月09日)

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