WHO基準の当院では、腰痛、ぎっくり腰施術は、もっとも得意としており、たくさんの痛みで苦しんでる方に貢献してます。1)裏付けとしてカイロプラクティックの効果を認めた国家レベルの研究があります。それらの有効性は実証されてます。2) しかし、日本の世間一般の認識、特に整形外科医において腰痛は、改善が難しい、原因が分からない症状となってます。

病院で腰痛診断は多くを画像診断に頼っています。神経筋骨格の機能(動き、作用)は整形外科でおこなう画像診断ではわかりません。

その機能が身体の負担となっていれば機能を異常のない状態にすると負担が無くなります。

筋肉、関節の機能の面から詳しくみていきます。

関節の機能不全をイメージしやすい様に動画にしました。(2018年2月6日)

 

1、腰痛の現状と世間の認識の変化

腰痛は厚生労働省研究調査3) によると全国で約2800万人、国内4人に1人が腰痛になっています。平成28年国民生活基礎調査の概況4 によると自覚症状で一番多いのは腰痛と肩こりです。

平成28年度上位5症状

平成25年度国民生活基礎調査の概況5)と比較すると

平成25年度上位5症状

ほぼ変化はありません。

 

病院通院の状況については

平成28年度疾患別通院者率

平成28年度(カラー)

平成25年度疾患別通院者率

平成25年度(白黒)

病院へ通院した症状については高血圧が一番多く変わらず、平成25年から28年へ腰痛症は男性4番目から5番目、女性2番目から4番目と順位を下げてます。症状として訴える割合は変わらないのに病院への通院が減っているのは、世間一般の整形外科への腰痛治療の現状を反映している結果といえます。

 

1-1、病院で腰痛はどのように診断され取り扱われているのでしょう?


医師の診察および検査で腰痛の原因が特定できるものを特異的腰痛、厳密な原因が特定できないものを非特異的腰痛といいます。病院の外来を受診する腰痛患者のほとんど (約85%)は原因の特定できない非特異的腰痛です。

引用元;厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare
(Ⅱ腰痛対策6)


人生の質の多大な損失になる腰痛は病院において約85%原因が分かっていません。非特異的腰痛となります。これは医療業界では有名な話ですが、世間一般にはまだまだ知られてません。

 

1-2、マスメディア報道はどうなのでしょう?

 

NHKスペシャルで腰痛シリーズ7)が定期的に放送されてました。2015年以前の放送では手術をするのが最善だと結論づけてましたが、2015年の放送回には骨や椎間板の形や状態は関係はありません、脳が問題ですと言ってます。放送回によって言及してる事が違うのは柔軟に新しい情報を受け入れ、過去の当然だと思われていた考えを否定しているので、とても評価できます。

ですが、その内容は1999年にアメリカのCNNが放送した番組と同じ様な内容でした。その番組はHEALING BACK PAIN8)(発行:1991年2月1日)を下敷きにした内容です。その番組を放送したところ、慢性の腰痛が観ただけで改善したと放送後視聴者からTV局に電話が鳴り響いたという有名な話があります。

個人的には、NHKスペシャルは、とても古い情報だと思いましたが、最新の脳科学による裏付けもあり興味深い内容でした。しかし、1999年のCNNの番組の様な反響はみられませんでした。現代社会が身体に負担をかける度合や複雑さが昔とは異なってしまったと推測します。

 

2、画像診断の現状

画像診断において腰痛の原因が分かるのが約15%と言われてます。

医師の診察および画像の検査(X 線や MRI など)で腰痛の原因が特定できるものを特異的腰痛、厳密な原因が特定できないものを非特異的腰痛といいます。ぎっくり腰は、椎間板(ついかんばん)を代表とする腰を構成する組織のケガであり、医療機関では腰椎捻挫(ようついねんざ)又は腰部挫傷(ようぶざしょう)と診断されます。しかしながら、厳密にどの組織のケガかは医師が診察しても X 線検査をしても断定できないため非特異的腰痛と呼ばれます。

引用元;厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare

第2章腰痛対策 9)

 

2-1、特異的腰痛(原因が特定できる腰痛)

原因が特定できる特異的腰痛は、約15%で椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄、圧迫骨折がほとんど占めてます。9) 椎間板ヘルニアは背骨の間にある椎間板というクッションの中にある髄核が突出、脱出する疾患です。脊柱管狭窄は読んで字の如し脊柱管が狭窄された状態です。歩行中に症状が悪化しても暫く休むと症状が軽減する間欠跛行(かんけつはこう)という特徴的な症状がみられる疾患です。圧迫骨折は背骨の椎体と呼ばれる骨が潰されてる様に形を変えてる疾患です。どれも画像の検査(X 線や MRI など)においてはっきりと特徴がつかめます。

2-2、非特異的腰痛(原因が特定できない腰痛)

残りの約85%が非特異的腰痛となります。

しかし、画像にうつってないだけではなく骨のずれ(すべり)やヘルニアなどの画像上の異常所見があっても、腰痛で困っていない人はいます9)とあり逆に、腰痛の経験があっても画像所見は正常な場合もあります。9)というように症状と画像所見が結びついてないこともあります。画像診断そのものの信頼性が低い現状があります。

2-2-1、器質的と機能的

画像上の異常所見は必ずしも痛みを 説明できない9)のは、器質的(形態的・解剖的性質)な状態を診ているわけです。カイロプラクティックは、機能的(動き、作用)な状態をみてます。

2-2-2、機能と機能不全

その機能とはどういったことなのか簡単に述べてみます。

image241.gif

骨盤には股関節を含め7つ関節があります。仙腸関節(2)、恥骨結合(1)、股関節(2)、腰仙関節(1)、仙尾連結(1)

image111.gif

仙骨という骨盤の土台を含めて背骨を横から見てます。

 

image9.jpg

背骨はこの様な骨(椎骨)が積み重なり関節を形成してます。腰の骨(腰椎)が5つ、胸の骨(胸椎)が12、首の骨(頸椎)が7つあり、それぞれ三次元軸で特徴のある動きをします。これが関節の機能です。

 

腰痛とカイロプラクティックの効果

カイロプラクティックではそれぞれの関節の機能を検査で評価します。そして施術において機能異常のない状態にします。神経の流れを正常にし、筋骨格、まわりの組織への負担を軽減します。

関節の機能不全が筋肉に与える影響を説明してます。(2018年2月6日)


 

<参考文献>

  1. WHO基準カイロプラクティックは大学教育で学んでます。(記載:2018年12月09日)  
  2. The New Zealand Report-1978, Rand Report-1991(USA), The Pran manga Report-1993(Canada)など(記載:2018年11月01日)
  3. 厚生労働科学研究成果データーベース 文献番号201217001A(2013年08月27日) http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=201217001A  (最終検索日:2018年11月01日)
  4. 厚生労働省 平成28年 国民生活基礎調査の概況 世帯員の健康状況 www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/04.pdf (最終検索日:2018年11月01日)
  5. 厚生労働省 平成25年 国民生活基礎調査の概況 世帯員の健康状況 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/04.pdf (最終検索日:2018年11月01日)
  6. 厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare (Ⅱ腰痛対策) http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/shakai_d.pdf(最終検索日:2018年11月01日)
  7. NHKスペシャル「腰痛」特集ページ http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150712  (最終検索日:2018年11月01日)
  8. HEALING BACK PAIN(発行:1991年2月1日)   (最終検索日:2018年11月01日)
  9. 厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare (第2章 腰痛対策) http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/1911-1_2d_0001.pdf P25-28 (最終検索日:2018年11月01日)

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