五十肩の方です。症状が酷くなって約一ヵ月くらい経ちます。座った状態で背中を丸めると比較的楽になるということです。また、上向きで寝るなどの姿勢後にはジンジンと腕に痺れや痛みのような感覚が走り、普段の生活や十分な睡眠が取れない状況になっています。
五十肩は肩関節周囲炎と呼ばれ、肩周りの筋肉が炎症を起こすことで発症します。この炎症によって筋肉が関節を引っ張る力が弱まり、動かせなくなったり、激しい痛みや痺れが生じることがあります。
肩の筋肉がこのような状態になっていると、他の組織や関節、靭帯、関節包、腱なども通常の状態ではないと考えられます。肩の筋肉と同様に、これらの組織も過度の負担や過緊張、損傷による炎症などが引き起こされている可能性があります。
つまり、五十肩の症状は単純に肩の筋肉の炎症だけが原因ではなく、他の部位からも腕に症状が広がっていることがわかります。
炎症した筋肉は、その筋肉の負担を軽減することで改善が期待できます。ただし、炎症は約72時間、つまり3日ほどかかるため、即座の改善は望めません。
腕に広がる症状は、単純な筋骨格の機能不全によるものですので、これに対しては改善策があります。その結果、痛みで眠れなかった状態が改善され、腕の痺れや痛みも軽減されます。
frozen shoulder
炎症した筋肉に負担をかけ続けることは、症状の改善にはつながりません。これは当たり前のことです。
ぜひ、当院にお越しください。短期間で痛みの改善を図りましょう。