愛媛マラソンも近くなり、ランニング障害の方が多くなりました。毎年、直前に「せめて3週間前に来てくれたら出場できたのに」という症状でいらっしゃる方がいるので、是非、不調の方は様子を見ることなく、来院して根本的な解決をしてください。
今回は、足底筋膜炎の患者さんです。病院で診断を受けて休んでると良くなったので走ると、すぐ足底が痛くなり、その繰り返しで根本的な原因を知りたいといらっしゃいました。
普通、足底筋膜炎や膝の問題の場合は、足関節や膝関節に問題があり、関節から筋肉への負担で痛みをだし慢性化をさせてる場合がほとんどです。
しかし、今回は診ても異常はありません。
骨盤を診ると左右のズレがあり、左に較べてぽこっと右の骨盤が盛り上がるくらい左右差があります。筋力の検査をすると片方の足の力が全くでません。力が出ないのでかばって患側の足底筋膜に負担がいってる可能性です。
骨盤の機能不全を取り除き、骨盤の左右差もなくなりました。患者さん自身いつも気にしてた様でとても喜ばれました。筋力も普通に戻りました。
3日後にもう一度来院して頂き、骨盤は整った状態で、筋バランスを整えて完璧に近い形で筋力が出せる様にして、走って貰って、一週間後には再発はしてません。
たぶん、大丈夫そうですとの事。大会まで近いのでメンテナンスをしながら走ってます。
「根本的な原因を知りたい」といらっしゃる方が多いのですが、普通に治療にすぐいらして下さい。その方がQOL(生活の質)が高いです。