【松山市】腰痛 70代

松山市の症例|庭仕事で発症した腰痛と足の痺れ|レントゲンに写らない原因とは?

「庭で中腰の作業をしていたら、急に腰に痛みが走った」 「腰だけでなく、太ももの裏までジンジンと痛む、痺れる…」

今回は、このような症状で来院された60代男性の改善例をご紹介します。

【症例】60代男性:急性の腰痛と左太もも裏への関連痛

  • 主訴: 1月中旬に庭の手入れ中に発症。以来、腰の痛みと太もも裏の痛み・痺れが続いている。
  • これまでの経緯: 発症後、整形外科を受診。レントゲン検査を受け「骨に異常はない」とのことで、湿布薬を処方された。しかし、症状は一向に改善せず、日常生活にも不便を感じていたところ、偶然当院の看板を見かけて来院されました。

レントゲンに写らない痛みの正体:「関連痛」

「骨に異常はないと言われたのに、なぜこんなに痛むのでしょうか?」 これは、患者様が抱くもっともな疑問です。

レントゲン検査は、骨折などの「構造的な異常」を見つけるのに非常に優れています。しかし、今回の痛みのように、関節の動きの悪さや筋肉の過緊張といった「機能的な問題」は写りません。

当院で専門的な徒手検査(関節の動き、筋肉の反応などをチェック)を行った結果、この方の痛みの根本原因は「骨盤にある仙腸関節の機能不全(関節のズレやロック)」と、それに伴う「お尻の深層筋の過緊張」にあると判断しました。

そして、太もも裏に感じていた痛みや痺れは、この仙腸関節やお尻の筋肉が原因で生じる「関連痛」という現象です。痛みの発生源(腰やお尻)と、実際に脳が痛みを感じる場所(太もも裏)が異なるため、まるで神経が圧迫されているかのような症状が出ることがあります。

カイロプラクティック・アプローチと劇的な改善

私たちは、痛む腰や太ももを直接強く揉むのではなく、症状の大元(おおもと)である仙腸関節の機能不全に対し、精密なアジャストメント(関節調整)を行いました。これは、固まってしまった関節の動きを、わずか数ミリ単位で回復させる、非常にソフトで安全な施術です。

施術時間は約15分。 施術後、痛みを誘発する動作を確認していただくと、患者様は「え、痛くない…痺れも感じないです」と、大変驚かれた様子でした。

まとめ:再発させないために本当に必要なこと

一度の施術で痛みが劇的に改善することは珍しくありません。しかし、痛みが取れたからといって、治ったわけではないのです。

今回の痛みは、長年の身体の使い方のクセや、筋肉のアンバランスが背景にあります。この「土台」を改善しないと、また庭仕事など、ふとしたきっかけで症状が再発するリスクが残ります。

当院では、痛みの解消はもちろん、その後の継続的なケアを通じて、良い状態を身体に定着させ、「痛みを繰り返さない身体づくり」を最終的なゴールとしています。

原因不明の痛みや、どこに行っても改善しなかった症状でお悩みの方は、レントゲンには写らない「機能的」な問題が隠れているかもしれません。ぜひ一度、当院にご相談ください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!