40歳代の男性が、坐骨神経痛の症状で当院を受診されました。患者さんは、1年前から腰痛が酷く、ここ最近は治まって来たのですが、太腿裏の痺れがあり、日によって、時間によって症状は変化して何をして良くなったり悪くなったりするのか分からないとの事でした。痺れの原因が分からない不安とこれ以上酷くなると怖いのでいらっしゃいました。
検査をすると腰痛もあります。典型的な慢性腰痛の筋骨格機能不全です。施術すると腰痛の痛みはやわらぎ、背骨の機能も適切に働いてます。
痺れも改善して欲しいということです。体勢によって痺れが大きくなったり小さくなったり変化はあるのですが、一貫性がありません。
健側の太腿の痛覚を刺激して痺れの変化を診てみると、今は痺れはないようです。
一貫性がない事を説明すると、患者さんは「この痺れは、気のせいか思い込みって事です?」とおっしゃいます。
脳が長期間、痺れを感じてたので抑制低下で痺れを感じやすくなってる可能性があります。
来院時より改善はしているのでしばらく通ってみますという事で施術経過3回目でほぼ症状の回復は果たしました。
関節に負担をかけない様に注意して頂く事があったのですが、真面目に守って頂いたおかげで良かったです。