【松山市】太腿裏の痺れ 30代

足の痺れの方です。2か月ほど症状が続いているとのことで、自分では原因がよくわからないとおっしゃっています。病院でも原因が分からないと言われたそうです。

病院で原因が特定できない場合、筋骨格系の機能不全が考えられます。診察した結果、筋緊張が非常に強く、検査では明確な判断ができませんでした。整形外科学検査という整形外科が行う検査方法がありますが、症状が激しい場合は原因が重なっている可能性が高いため、通常の方法では特定することは難しいです。

私は過去10年間に何百もの同様の症状を診てきた経験がありますので、すぐに分かります。また、症状の程度や年齢、健康状態(運動や食事)、日常の身体への負担などから、改善までに通常何回ほどかかるかも大体分かります。

一般的な目安として、3回目の治療で改善が見られました。

このように、お尻の靭帯や筋肉のトリガーポイントがイラストに示されているように、足の皮膚への痺れや痛みを引き起こすことがあります。もちろん、足の痺れや痛みの原因はこれだけではありません。しかし、研究では

70人中55人の患者の疼痛が臀部の筋組織に起因することを確認した

(Hollinshead WH: Anatomy for Surgeons, Ed 3, Vol.3, The Back and Limbs. Harper&Row, New York, 1982 {pp778-779})

報告されています。

このトリガーポイントは、関節の機能不全が筋肉に負担をかけて引き起こしている場合が多いため、根本的な原因(関節の機能不全)を改善することが重要です。

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