当院では、ハードにトレーニングされている方々のための専門的なケアを提供しています。例えば、筋トレに取り組んでいる際に右肘の痛みを感じた場合、肩や腕に痛みがあるとトレーニングが制限され、筋肉の減少が心配ですよね。そのような身体的な不調は、本人にとって大きな精神的な負担となります。
検査の結果、肘と手首の関節機能に問題があり、典型的な状態であることが判明しました。肘は上腕骨と連結しており、手首方向には尺骨と橈骨という2本の骨が存在します。
橈骨の機能には明らかな問題が見られ、患者様に「何か特別な負荷をかけましたか?」とお伺いすると、「痛かったのでマッサージをしました」とのことでした。このようなケースでは、関節に負担をかける可能性があるマッサージが逆効果となります。実は、スポーツなどで自己ケアを行う方々が、このような誤ったケアを行うことがよくありますので、ご注意ください。
関節の機能不全があると、筋肉にも負担がかかります。この結果、筋肉の緊張が関節に更なる負担を与え、悪循環が生じる可能性があります。しかし、筋骨格の機能不全を正常な状態に戻すことで、症状はほぼ消失しました。
手首にも問題がありましたが、負担のない筋トレ方法をご案内することで改善が見られました。
このように、複数の単純な原因が重なることで症状が発生します。ですので、適切な処置を施さない限り、症状は改善されません。原因を的確に特定できない場合、自己治癒力に頼ることになります。
負のスパイラルが形成され、症状が慢性化することもあります。そのため、当院では慢性痛の原因を特定するための診断をお勧めしています。是非、当院での治療をご検討ください。