水泳、ジョギング、サイクリング愛好家のためのメンテナンスと運動頻度の重要性

当院には、今治市から通っていただいている水泳、ジョギング、サイクリングが趣味の方がいらっしゃいます。この方はこむらがえりが頻繁に起こっており、施術により改善されたため、現在はメンテナンスとして通院されています。

先日、健康に関するネット記事で「運動は頻度に関係なく、身体への影響は同じ」という研究論文(1)が紹介されていました。それによれば、週に一回の運動でも身体への影響は同じだとされています。私もその記事をチェックしており、その内容を説明しました。

その研究論文は、運動頻度とガンや心疾患による死亡リスクの関係を調査したものです。結果として、「運動頻度自体はあまり関係なく、運動によって病気による死亡リスクが下がる」という結論が導かれました。つまり、運動をしない方が何かしらのスポーツを始めると、深刻な病気のリスクが減り、新たな人間関係や友人も増えて人生が豊かになるという素晴らしい効果が期待できます。ぜひ、運動を始めましょう。

運動頻度とパフォーマンスの相関関係に関しては、運動(スポーツ)生理学が非常に研究されています。筋肉の生理学から栄養の基礎的な事項、休息や効率的なトレーニングまで、さまざまな要素が総合的にまとめられています。

そうした研究論文を読んで思うのは、筋骨格の機能不全を考慮する必要性です。被験者の筋骨格の機能不全があれば、パフォーマンスは低下します。筋肉に過度の負荷がかかると、疲労度が増し、パフォーマンスが悪化します。臨床的には、足のこむらがえりに関しては、足関節の機能不全が主な原因として見られることが多く、ふくらはぎのミネラル濃度を調べたりする研究もあり、その関連性が示されています。足関節の機能不全が原因であれば、当然の結果です。

筋骨格の機能不全がパフォーマンスの低下やスポーツ障害のリスク増加につながり、改善することで生活の質(QOL)も向上することは、一般にも認識されるべきです。しかし、それが実現するまでにはまだ時間がかかるのでしょう。

参考文献

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