マラソン中の低体温症の体験

さてさて後2日後です。愛媛マラソンは楽しみです。天気は悪くないですが気温が低いので、スタミナ消失での歩きやゴール後の汗をかいた後の低体温症に気を付けて下さい。

わたしは、5年前くらいの雨が降っていた寒い日の那覇マラソンゴール後に痛みで足を引きずりながら3㎞の家路を進んでましたが、大きな公園で全身の震えが止まらなくなって前進することも出来ず。周りには人は居ませんし、危機的な状況に遭遇したことがあります。自動販売機で買えるだけ暖かい飲料を買って飲んでお腹に入れて高心拍数を保ちながら軽い上半身運動をして体温をあげて、道側迄なんとかたどり着き、タクシーに乗せて貰って生還しました。タクシーの運転手さんはずぶ濡れで死にそうな顔をしている私を乗せてくれて今でも感謝してます。今、思うと救急車を呼べば良かったと思います。

低体温症とは、深部体温(内臓の温度)が35度以下に低下した状態です。軽度低体温(35-32度)では筋肉が震えて熱を産生しようとします。中等度低体温(32-28度)になると震えは無くなります。意識は感情鈍麻がおこり無関心になります。ここまでくると本当に危ないです。

暖かい場所に移して貰って、濡れた着衣を温かい乾燥着衣に変えて、布団などで覆う必要があります。周りにそういった設備がなければ躊躇なく救急車を呼んでください。

低体温症は、死亡率が高い(20%-90%)重篤な疾患です。実際、わたしは那覇マラソンでの低体温症で死を切実に意識しました。

対策をたてて愛媛マラソンを楽しんでください。

参照元:低体温症 – 松山赤十字病院
http://www.matsuyama.jrc.or.jp/rinsyo/news/wp-content/uploads/2013/02/7efc500b289786c3252f403a393d95cd.pdf

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