【松山市】大人の脊椎側弯症に関する治療と考え方

脊椎側弯症は、背骨が左右に曲がり、背骨自体のねじれも伴う状態を指します。一般的には小児期に発症する脊柱の変形を指す言葉です。左右の肩の高さの違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称、胸郭の変形、肋骨や腰部の隆起(前かがみの姿勢で背中を見た場合)など、さまざまな変形が生じます。側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下を引き起こすこともあります。

有名な100m走選手であるウサイン・ボルトも側弯症であり、カイロプラクティック治療を受けていることは広く知られています。

成長期の子供においては整形外科での治療が非常に重要です。成長とともに背骨の側弯を進行させず、できるだけまっすぐに近づけることがこの時期の治療の目的です。

当院では側弯症を訴える患者さんの多くは成長期が終わった大人であり、肩こりや腰痛、頭痛などの症状は側弯症からくるものと本人は考えてます。しかし、人間の身体は機能に異常がなければ負担が軽いため、当院では関節と筋肉のバランスの機能不全に起因する症状が、側弯症の有無に関係なくほとんどであることがわかりました。

人は思い込みによって身体の状態を良くも悪くもすることができます。側弯症が原因だから症状が治らないと思い込むと、側弯症が改善しない限り症状が続くという暗示を自己にかけてしまいます。そのため、当院では骨盤と筋肉のバランスを整えるだけで(側弯症はそのままで)症状の改善を実現しています。

背骨の機能不全も取り除くと、より症状が改善することがあります。

したがって、成長期ではない大人の側弯症は、筋骨格系の症状とは関係がない場合がほとんどです。自己の思い込みによって症状を固定化させてしまっていることがあり、エクササイズなどを否定することが多く、症状の改善に支障をきたしています。

もし気になることがあれば、ぜひ当院にご来院ください。

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